アローさんが無くなるなんてな…あの店が福原で元気に稼働してくれているだけで嬉しかった
12月入ってからアローさんが本当に無くなってからワイもやる気がしばらく無くなってしまったが、あれだけ元気な店だったんだからきっと皆何処かで新しく何かを始めるだろう
もくじ
20年前のヘブンとはどんなものだったのか?
コンビニに分厚い辞書の様な風俗雑誌が何処にも置いてあった
今の人はもう知らないかもしれませんが、スマホが出る前の時代はコンビニのエロ本コーナーには必ず「シティヘブン、ホットヘブン」という二種類の風俗雑誌が置かれていました
これは月に二回出る薄い本と、月一回出る分厚い本で、本当に分厚くてホットヘブンも薄い本と言っても充分本としてのボリューム
エロ本?として購入しても分厚さから安くて費用対効果が高かったですね!
広告を出すお客さんも女の子も、どれだけページを買っているか?で力関係を見ることが出来て求人効果まで付いてきますからね(これは今のヘブンネットのバナーの見方と同じかな?)
アローさんの待合室には歴代表紙嬢のパネルが壁一面に貼ってあったのを覚えています
もちろん無料枠もたくさんあって
営業するきっかけを作る為に掲載をしてアポを取る戦略に使ってました
昔からこの雑誌ヘブンのブランド力があるので、一番の媒体としての戦い方(ランチェスター戦略)が営業マンの立ち回りの基本でした
基本となる2つの法則
第一法則(個別戦)
これは、「1対1の戦い」に当てはまる法則です。
武器の性能や質が重要であり、強い武器を持った方が勝つ可能性が高いとされています。
ビジネスで言うと、小さな市場や特定の分野で競争する場合、製品やサービスの質(性能)が成功の鍵となります。
第二法則(集団戦)
これは、「複数対複数の戦い」に当てはまります。
兵力の数とその集中度が勝敗を左右します。
ビジネスでは、マーケットシェアや広告資金など「規模の力」が重要となります。大手企業が有利な場面に対応しています。
ランチェスター戦略の基本原則
弱者の戦略
中小企業や市場でのシェアが小さい企業は、次のような戦略を取るべきです:
一点集中:リソースを一つの市場や商品に集中させ、得意分野で勝負する。
ニッチ市場に特化:大手があまり注力していない小さな市場に集中する。
柔軟性を活かす:迅速な意思決定やサービスの柔軟性を武器にする。
強者の戦略
大手企業や市場シェアが高い企業は、次のような戦略を取ります:
総合力を活かす:広い市場で多角的に展開する。
シェアを維持する:広告やブランド力で現状を守る。
規模の経済を活かす:大量生産や大量販売でコスト優位を築く。
具体例で考える
弱者の戦略(中小企業)
例えば、町の小さなパン屋さんが大手チェーンと競争する場合、大手と同じ商品ラインナップで勝負するのは不利です。
この場合、「地元の食材を使った手作りパン」や「焼き立ての時間を限定」など、大手ができない価値を提供することで差別化します。
強者の戦略(大手企業)
大手ファストフードチェーンは、多くの店舗を持ち、大量生産でコストを抑えます。広告キャンペーンやブランド力を活かして市場シェアを守り、ライバルを追い抜く戦略を取ります。
まとめ
弱者は「一点集中」と「ニッチ戦略」で戦う
強者は「総合力」と「シェア維持」で戦う
このように、自分が「弱者」か「強者」かを見極め、それに合った戦略を取ることがランチェスター戦略の基本です。ビジネスに応用する際は、自社のリソースや市場環境をしっかり分析することが重要です!
こう考えると、今も昔もこの風俗業界広告の一番を取り続けるのは凄い事だと思いますが、今は上にいるであろう人達と一緒に働いた時に、凄まじい優秀な天才と努力の人達なので納得します
そんな場所で仕事をさせていただけた経験は今の生活で活かされているので、本当に感謝でありがたかったです。
ソープムックというソープの頂点の雑誌をやっていた
この雑誌は、シティヘブン、ホットヘブンと違って、コンビニに年間置かれるソープの広告の頂点と言われてる雑誌が販売されていて
毎年、年末近くになるとソープ店の人達はこの雑誌の特別枠を得る為に毎月高い広告費を出し続けて、獲得する喜びと請求額に恐怖を覚える時期でした
高いけど、年間でコンビニに置かれることを考えると12か月分の広告費だと思えば安いと思わせる戦略です
ソープムックに関しては、本当に慎重でわざわざヘブントップ(常務や専務は別)の部長から課長二人に編集長とソープ担当のワイの5人で、毎年出稿額が高い順に各店舗の社長と対面で会い枠の案内をしに行きます
Sランク枠の生まれ
業界の人達なら理解できると思いますが、ヘブンネットにはSランク以上の枠はお金を出すだけでは購入できない枠が、雑誌にももちろんあって正確には特別特典みたいな感じで、巻頭グラビアや表紙や特集がありました。
これは、お金を出し続けて来てくれた人達に損をさせてはいけない、出稿を続ける意味を集客以外にも価値がいくつも出させるという意味があるんですね
例えるなら花火大会の目隠し用フェンスみたいなもんです
そして限定枠にする事によって出稿額を上げさせたり継続させる為にもあります
じゃあこの枠はもったないですがアローさんに持って行きますね…
多分買われるでしょうし、そうなるともう取り戻せないですがいいですかね?
こういう会話が幾多に行われましたw
また、社内格付けランクグループもあり
これは、お店の質と風俗グループの年間出稿金額でランク付けをして、会議で高ランクグループから良枠を埋めていく基準にしています。
営業としては、お客さんにこの枠欲しい言われた場合はSランクというよりも、グループ全体であといくら積んで下さいと言われますが、流石にそれは現場の店長では聞く事はないのですが
年末にヘブン各役職全員で挨拶に行くので、その時に社長や会長さんが聞かれる時にサラっと教える時があるのですが、〇〇グループさんはそんな出してるんですか?と顔が青ざめるのを見慣れていましたね
逆を言うと新店をもっと増やして、Sランク以上にグループレベルで意識して、まとまった広告を出して欲しいって意味があり、実際にグループ枠は複数店でないと出せれないバナーを作って、店舗数が多い順に並べるという事をやっていました。
、
長くなりましたが、福原の話に戻りましょう
福原に配属されたワイは、まずはアローの社長さんと会長さんを紹介していただきました
福原には湊川公園っていう大きい公園が上の方にあってね
ここでアジトさんのグラビアを撮ったらヒットして、その女の子がソープムックの表紙を飾るまでのシンデレラストーリ-があったり
大衆ソープの店長が椅子に座ってて、ワイが現れるとまた営業されると思い青ざめたりしてた思い出がありました
そんな、湊川公園で待ち合わせです
ワイの人生で一番偉い人に会った事は、西成の労働を誘ってくれるおっさん以上に偉い人に会った事がないので大変な事です
数分後…
全然話進んでないやんけ!
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